仕訳の具体例4(給与の銀行振込み)

今回は、給与の銀行振込みについてご説明します。

 


American Money / 401(K) 2013

 

収入の書き方

ここまでの説明では、買い物における支出についての仕訳の方法を紹介してきましたが、

今回は収入の仕訳方法を説明します。

 

と言っても、今までの知識を踏まえれば何にも難しくありません。

 

借方 貸方
勘定科目 金額 勘定科目 金額
(普通預金) 30000円 (給与) 30000円
〇〇銀行口座に給与振込み

 

 「右手で渡し、左手で受け取る」の基本を覚えていれば大丈夫でしょう。

貸方の「給与」という勘定科目も、

「給与を受け取る権利」

と考えれば、その権利を行使して手放す代わりに、現金を受け取ると解釈できます。

 

今回は銀行振込みを例にしたので借方の勘定科目は「普通預金」となっていますが、

現金手渡しなのであれば「現金」と書いてもOKです。

 

銀行口座の勘定科目

ところで、ここまでの記事では銀行口座への振込み、引き落としを仕訳するとき、

勘定科目として「普通預金」を使って来ましたが、

これは、会社同士でお金をやり取りするときに使用する当座預金口座の

勘定科目である「当座預金」に倣っているものです。

 

実際に家計簿で使用する際は、

  • 「銀行口座」
  • 「〇〇銀行口座」
  • 「〇〇銀行××名義口座」

など、自由に書いてください。

 

次回は、定期的な銀行引き落としについて説明いたします。

次回:仕訳の具体例5(定期的な銀行口座の引き落とし)