仕訳の具体例4(給与の銀行振込み)
今回は、給与の銀行振込みについてご説明します。
収入の書き方
ここまでの説明では、買い物における支出についての仕訳の方法を紹介してきましたが、
今回は収入の仕訳方法を説明します。
と言っても、今までの知識を踏まえれば何にも難しくありません。
借方 | 貸方 | ||
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
(普通預金) | 30000円 | (給与) | 30000円 |
〇〇銀行口座に給与振込み |
「右手で渡し、左手で受け取る」の基本を覚えていれば大丈夫でしょう。
貸方の「給与」という勘定科目も、
「給与を受け取る権利」
と考えれば、その権利を行使して手放す代わりに、現金を受け取ると解釈できます。
今回は銀行振込みを例にしたので借方の勘定科目は「普通預金」となっていますが、
現金手渡しなのであれば「現金」と書いてもOKです。
銀行口座の勘定科目
ところで、ここまでの記事では銀行口座への振込み、引き落としを仕訳するとき、
勘定科目として「普通預金」を使って来ましたが、
これは、会社同士でお金をやり取りするときに使用する当座預金口座の
勘定科目である「当座預金」に倣っているものです。
実際に家計簿で使用する際は、
- 「銀行口座」
- 「〇〇銀行口座」
- 「〇〇銀行××名義口座」
など、自由に書いてください。
次回は、定期的な銀行引き落としについて説明いたします。